2013/10/30

サポサポproject vol.9第二回ミーティング

先日、都内某所にて、12月20日からはじまるサポサポproject vol.9に向けての
第二回ミーティングを開催しました。


資料。



参加者は16名。役付きメンバーの殆どが集まりました。

前回の第一回MTGで決まった内容を受けて、さらに具体的に細部を詰めて行きます。
各担当者から、検討事項が続々と出てきます。

震災支援の今に即した形を模索しつつ、
より展示のクオリティーを上げるべく、
作家、クリエイターとしての意見が飛び交うMTGでした。

図面を見ながら、展示計画を詰めて行きます。
思わずみんな立ち上がって。



説明する手にも熱がこもります。


大きく変わるのは、ポストカードです。
これまでのサポサポでは、1度出品されたポストカードは引き続き次回にも出品され、
8回分の展示で蓄積された400種類ものポストカードが、
サポサポの看板でもありましたが、それを一旦全て0に戻します。

次回のサポサポ9からは、装いも新たに、「全ポストカード新作のみ」となります。

初めてお越し下さるお客様にはもちろん、
リピーターの皆様にも改めて新鮮なコーナーになるのではないでしょうか。

(ポストカード印刷代は全て作家負担ですので、支援金には影響ありません。)


その他、展示スペースや、作品提出期限、宣伝計画、
支援先の基準、支援先紹介パネルの内容など、
本格的な準備に向けて、内容を決定しました。


会場は昨年のクリスマス前に開催した、サポサポ7と同じ
南青山「ギャラリー5610」です。

最寄り駅は「表参道駅」。レンガの建物が目印です。


代官山ではないので、お間違いなく!


サポサポproject vol.9

【会期】
2013年12月20日(金)~23日(月) ※4日間あります。

11:00~19:00(初日のみ15:00open)


【会場】
ギャラリー5610

東京都港区南青山5-6-10・5610番館
Tel:03-3407-5610
Web:http://www.deska.jp/


ハロウィンが終ると、いよいよ街はクリスマスシーズンの始まりですね。
まさにクリスマスの表参道で、作家一同皆様のお越しを心よりお待ちしています。

(サポサポスタッフ sa)

2013/10/13

第7回2013/10/5.6 イクサポワークショップ報告 石巻/河北総合センター


土曜の朝、雨でどんよりとした空を背に、イクサポ代7回目のワークショップへ向かいました。
 私自身は、イクサポワークショップの参加は2回目。はじめてのときより少し落ち着いた気持ちでの参加でした。

 今回は1日目にいくつかの支援先を回りました。支援先を訪れるのは実ははじめてで、道々見える景色ははじめて目にするものでした。川沿いに続く枯れた松並木が、曇った空と相まってさびしい気持ちにさせる景色でした。いくつかの家はきれいになっていて、でもまだ被災したまま放置されている家々も少なくなく、何とも言えない複雑な気持ちになります。そうして着いたのが、[奥松島 希望のあかり]です。



以前のイクサポ報告でも何度か写真を目にしていましたが、今回は外壁に色が塗られ楽しい雰囲気になっていました。でも、中はまだ。
 入り口付近ではボランティアの方々が熱心にセメントを練っておられました。となりにあるビニールハウスの中には、震災のことをまとめたパネルと共に、手作りの雑貨などが並び販売されています。みなさん集まって勉強しながらいろいろ作っているそうです。中でも羊毛で作られた[のびるちゃん]が気になり購入しようとしたところ、これからこれを見本に勉強会をするから買わないで~と言われました。え~~~!売り物ではないのですか!と、なんだかほんわかした気分になりました。次来た時に買います!


外に出ると、目の前には松並木。カラフルな建物とはあまりにも対照的でした。


 次に向かったのは、[おのくん]の待つ小野駅前応急仮設住宅。集会所に入って目に飛び込んできたのは、たくさんのおのくん!!!



実物はじめて見ました。マスコミなどにも取り上げられて、作ってもすぐ旅立っていくそうです。こんなにならんでいたのは雨のおかげ?奥の方で、黙々とおのくんを制作しているのは、仮設のお母さんたち。手際良くサクサクと作っていました。私もお気に入りを見つけて、一緒に帰ることにしました。

 
 その後、買い出しの為イオンモールへ
 モールってどこも同じような感じで、一瞬どこにいるのか忘れそうになりますね。ご工夫の生活がそこにはありました。
 夕食とお風呂は、同じところで~。只野さんのご案内でみんなで温泉へ移動。
 一日中ほとんど車の中にいたので、お風呂のありがたみを改めて感じました。お湯につかるだけで、人はこんなにも幸せになれるのです。素晴らしいことだと思います!
 夕食もそこで済ませ、いよいよ三反走へ。ついて早々にワークショップの準備を始めました。



アイシングは、粉糖と卵白パウダーと着色剤をひたすら混ぜて作ります。作っているうちに、色にこだわりはじめ、混色してはいやもうちょっとと微調整をして、見事な色相環を完成させました。



2日目は、午前中からイベントスタート!

今回、初めての試みである、小さなお子さんのいるパパ、ママをターゲットにイベント形式のワークショップでした。読み聞かせあり、キャンドル作りあり、メイク&フリマありのプチお祭りのような感じです。私たちサポサポチームもその中の一つとしての参加です。

2日目 朝から準備がんばる!
そして、会場前ドキドキで待つの図
アイシングクッキー隊 準備完璧!
お客さん来てくれるかな…ドキドキ


今までと違い、ひとつの地域で参加者を集めるのはないので、チラシを見ていろいろなところからお客様が来てくださるのか不安もありながらのスタートでした。

 午前中、そんな不安はどこへやら~と、小さなお客様がたくさん来てくれました。

そして、子供にも大人にも大人気!楽しい美味しい アイシングクッキー隊!
さらに楽しそうな子供たちと、気が気じゃないママたち(#^.^#) あ、まだ食べちゃだめ~~


子どもたちは、一度要領がわかるとどんどんいろいろな模様を作りはじめました。昨夜作った色が、ほんとにキレイで、きらきらした目でどれにしようか迷っている子どもたちの姿を見ていると、見ている方もワクワクしてきます。なによりも、とても元気で明るく、エネルギーに満ち溢れていました。

 お母さんお父さんたちも、子どもと同じでエネルギッシュでした。ワイワイ楽しく笑顔がいっぱいのワークショップでした。

前に参加した時は、参加者は大人ばかりだったので、震災のときのお話をいろいろお聞き出来ましたが、今回はお子さんも皆さん小さく、終わると次の人が始めるという流れだったので、ゆっくりお話するような感じではありませんでした。でも、ちょっとだけ耳に出来た感想として、「こういう機会は、ありがたいです。」という言葉が心に残っています。

午後になり、保育園の運動会や、市内の他のイベント等と重なっていたこともあり、幾分客足が鈍りましたが、「アイシングクッキーワークショップ」たくさんの方に楽しんでいただけました。

他にもいろいろワークショップ



2日目は帰宅しなければならないので、バタバタと片付けて一同帰路へ。

 あっという間の2日間でした。



2日間を振り返ってみると、何か[つくる]ということは、人を前向きな気持ちにしてくれるものだと改めて感じました。希望のあかりのお母さんも、セメントを捏ねていた方々も、おのくんを次から次へと作っていたお母さんたちも、黙々とクッキーに絵を描いていた子どもたちも、そしてアイシングづくりに熱中していた私たちも。

ものつくりをしている時間、私たちの心はとても元気になっていくように思います。サポサポprojectからイクサポが生まれ、作ることを体験していただくことができるようになりました。ワークショップのときだけでなく、日常生活で自分にあったものつくりを見つけるきっかけになって、それを各々が続けていける環境があるといいと思いました。

「体験してたのしい!」から、「つくることってうれしい!」ということを伝えたいです。

(サポサポスタッフ A・Y)